2011年02月27日

ハンセンとの出会い③

「きくちけいふうえん??」

ハンセン病と聞いて、そのとき一番に思い浮かんだこと。
それは、2001年5月の国賠訴訟の判決が出たときのことで、小泉首相が謝罪している場面の映像でした。もちろんそのときは、訴訟のことも判決のことも全然わかっていません。ただ、小泉首相と裁判所がおぼろげながら浮かびました。


1泊2日!それも山田先生と!
なんだかドキドキワクワクしていました。

そんな私たちの気持ちは、事前学習と山田先生の気持ちを聞くことで真剣な想いに変わりました。

事前学習では、「人間として」という番組見ました。また当日お話を聞く阿部智子さんのことも勉強したような記憶があります。でも、そのときは阿部さんに送る手紙に「ハンセン病になると頭が痛くなったりお腹が痛くなったりするんですか?」と質問を書くくらい、知識もそれまでの歴史も全然わかっていませんでした。


番組を見て自分がどう思ったか・・・残念ながら今そのことは覚えていません。


でも、山田先生の話は鮮明に私の中に刻まれました。


山田先生がどうしてもハンセン病の学習をしたかった理由。
そのきっかけを先生はこんなふうに話してくれました。


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私が大学生のころ、菊池恵楓園に行ったことがあってね。
夏の暑い日だった。
恵楓園にいらっしゃる人が丁寧に案内してくれてね。
最後にお茶まで出してくれたんよ。
あたしは何も考えずに、やった!と思ってごくごく飲んだわけ。

そしたらその人がすごくびっくりしてて。
きょとんとしてたら「あなたみたいな人はめずらしい。病気がうつるんじゃないかと思って、ほとんどの人は一口もお茶に口をつけないんです。」って言ったんよ。

でも、あたしも差別する側やった。

このとき仲良くなった方が、あたしのうちに『菊池野』っていう冊子を送ってくれていたんよ。それも5年間も。でもあたしは一通の手紙も書かんやった。親から「これは何なん?」って言われても、「ハンセン病療養所にいる友達からの」って言いきらんかった。だから、恵楓園に行ってごめんなさいって謝りたいんよ。

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8月11日、12日。
私たちは山田先生と担任の先生、それから保健部のメンバー計8名で恵楓園を訪れた。


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