2011年03月04日
恵楓園に遊びに行ってきました♪
今日は寒いですね
そんな寒い中、阿蘇に行ってきました!
なぜかというと、昨日・今日と小・中・高と同じ学校だった女友達が福岡から遊びに来たからです同様に、熊本にいる幼なじみの男友達を誘って、3人で大観峰へ。
市内から阿蘇へ向かう途中、恵楓園を通りました。
「阿部さんって元気にしちょん?新聞で保育所ができるっち知ったよ。帰りに恵楓園に寄ろうや」。
今日は3月4日。
7年前の今日は、私たちの中学校の卒業式でした。
その日は今日以上の寒さで、3月にしてはめずらしく大分でも雪が積もったのでした。
「卒業式に阿部さんを招待したい」。
現在記事として少しずつ書いている阿部さんとの出会いですが、夏休みに恵楓園を訪れて以来、学級で20時間以上の時間をかけて「ハンセン病に学ぶ」の学習を行いました。阿部さんにもその間2・3度お会いし、ますます阿部さんが大好きになった私たちは、阿部さんにぜひ卒業式を見てもらいたいと思ったのです。
当日、雪の中を熊本からかけつけて下さった阿部さん夫妻。
「私にとっても初めての卒業式になりました」。
阿部さんは小学6年生のころから学校に行っていなかったため、卒業式にも出ることができませんでした。阿部さんにとっても大きな意味を持った私たちの卒業式。それがとてもうれしかった。
式が終わってから、教室で阿部さんから一人一人花をもらい握手をしました。私たちにとって阿部さんとの出会いは、卒業するにあたって欠かすことのできない出会いでした。
大事なときには阿部さんがかけつけてくれます。
私たちが20歳になったときの成人式にも・・・。
「懐かしいね」
「卒業してから、みんなで恵楓園に泊まりに行ったよなぁ」
二人の友達は、阿部さんとは成人式で会ったとき以来。
「私のこともう覚えちょらんかもしれんなぁ・・・」
友達が不安げに言います。
「・・・ううん、きっと覚えてる」
講演に行く学校の子どもたちの写真があれば、覚えて行ったり、二度目に会う子どもたちであればこんな子だったよねとお二人で話したり。私にも、「○○ちゃんは就職決まった?」「○○君は今何してる?」と聞いてくれるような子どもが大好きなやさしいお二人です。絶対覚えてくれてるよ。
「お久しぶり」
そんな私たち3人を、旦那さんが明るい笑顔で迎えてくれました。
突然だったにも関わらず、暖房を入れて、机と座布団、それからお茶とお菓子まで準備して待って下さっていました。ひとつひとつの優しさが身にしみます。
旦那さんも覚えて下さっていたようで、4人で卒業式の話に花を咲かせていました。遅れてきた智子さんの手には、以前私ももらったことある革細工のキーホルダー。
「どれが好きかな?」
二人へのプレゼントまで持ってきて下さったのです。
二人とも大喜び。
近況を話したあと、友達のうちの一人は初めて恵楓園に来たため、車で園を回って見学。
納骨堂では5人で手を合わせました。
亡くなられたお一人お一人の人生に思いをはせます。
左端のお骨から、現在に近い右端のお骨へ・・・。現在に近づくにつれて、私たちはどんなひどい差別をしてしまったのだろうか。それを私たちは学び伝えていかなければならないと。
3人で来てよかった。
あまりゆっくりできなかったにも関わらず、分かれ際の嬉しそうなお二人の笑顔が心に残ります。
「阿部さん、また遊びに来ます。」
そんな寒い中、阿蘇に行ってきました!
なぜかというと、昨日・今日と小・中・高と同じ学校だった女友達が福岡から遊びに来たからです同様に、熊本にいる幼なじみの男友達を誘って、3人で大観峰へ。
市内から阿蘇へ向かう途中、恵楓園を通りました。
「阿部さんって元気にしちょん?新聞で保育所ができるっち知ったよ。帰りに恵楓園に寄ろうや」。
今日は3月4日。
7年前の今日は、私たちの中学校の卒業式でした。
その日は今日以上の寒さで、3月にしてはめずらしく大分でも雪が積もったのでした。
「卒業式に阿部さんを招待したい」。
現在記事として少しずつ書いている阿部さんとの出会いですが、夏休みに恵楓園を訪れて以来、学級で20時間以上の時間をかけて「ハンセン病に学ぶ」の学習を行いました。阿部さんにもその間2・3度お会いし、ますます阿部さんが大好きになった私たちは、阿部さんにぜひ卒業式を見てもらいたいと思ったのです。
当日、雪の中を熊本からかけつけて下さった阿部さん夫妻。
「私にとっても初めての卒業式になりました」。
阿部さんは小学6年生のころから学校に行っていなかったため、卒業式にも出ることができませんでした。阿部さんにとっても大きな意味を持った私たちの卒業式。それがとてもうれしかった。
式が終わってから、教室で阿部さんから一人一人花をもらい握手をしました。私たちにとって阿部さんとの出会いは、卒業するにあたって欠かすことのできない出会いでした。
大事なときには阿部さんがかけつけてくれます。
私たちが20歳になったときの成人式にも・・・。
「懐かしいね」
「卒業してから、みんなで恵楓園に泊まりに行ったよなぁ」
二人の友達は、阿部さんとは成人式で会ったとき以来。
「私のこともう覚えちょらんかもしれんなぁ・・・」
友達が不安げに言います。
「・・・ううん、きっと覚えてる」
講演に行く学校の子どもたちの写真があれば、覚えて行ったり、二度目に会う子どもたちであればこんな子だったよねとお二人で話したり。私にも、「○○ちゃんは就職決まった?」「○○君は今何してる?」と聞いてくれるような子どもが大好きなやさしいお二人です。絶対覚えてくれてるよ。
「お久しぶり」
そんな私たち3人を、旦那さんが明るい笑顔で迎えてくれました。
突然だったにも関わらず、暖房を入れて、机と座布団、それからお茶とお菓子まで準備して待って下さっていました。ひとつひとつの優しさが身にしみます。
旦那さんも覚えて下さっていたようで、4人で卒業式の話に花を咲かせていました。遅れてきた智子さんの手には、以前私ももらったことある革細工のキーホルダー。
「どれが好きかな?」
二人へのプレゼントまで持ってきて下さったのです。
二人とも大喜び。
近況を話したあと、友達のうちの一人は初めて恵楓園に来たため、車で園を回って見学。
納骨堂では5人で手を合わせました。
亡くなられたお一人お一人の人生に思いをはせます。
左端のお骨から、現在に近い右端のお骨へ・・・。現在に近づくにつれて、私たちはどんなひどい差別をしてしまったのだろうか。それを私たちは学び伝えていかなければならないと。
3人で来てよかった。
あまりゆっくりできなかったにも関わらず、分かれ際の嬉しそうなお二人の笑顔が心に残ります。
「阿部さん、また遊びに来ます。」
Posted by knakama at 18:18│Comments(0)
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